小さいころから家の中はミシンだらけ。小さいころは父の商売を継ぐとはまったく思わず
≪そのころの記憶とは5歳くらいだったからあたりまえ・・・≫
ミシンのはずみ車≪プーリー≫を車のハンドルに見立てて遊ぶかわいい坊や
時は昭和39年ごろ=しも店長5歳です…
≪私は昭和34年生まれですから≫そのころのミシンを今でも目にすることがあります…
自分と同い年位のミシンはとても古めかしく、存在感たっぷり。
そのころの父は元気で若く=よく自分と遊んでくれました。
そこから時代は流れて高校を卒業=すぐに父の商売を手伝いはじめることになりました
昭和52年3月期待の新人ミシン屋デビュー!しも店長*誕生まであと7年
≪当時付き合っていた彼女からミシン大学一年生と書いたバスタオルを記念にもらいました。≫
当時の彼女?…
このHPの漫画を書いている私の嫁です…≪笑≫
小さいころからプラモデルや工作が好きだったしも店長
そんな弟にすべてを任せ兄は放浪の旅に・・・以後ミシン屋を継ぐことはありませんでした。
そうと決まればミシンの修行、父の仕事は単なるミシンの販売ではなく
中古ミシンのブローカー
簡単にいえば、ミシンが要らなくなった業者や質屋さんなどからの換金商品
≪金融品*質流れ商品≫を仕入れてきて、中古品はメンテナンスと外観のクリーニング
当時毎月平均200台の仕入れがあり
75パーセントが中古品でした
ジャノメ*ブラザーの2大手家庭用ミシンメーカーをはじめ
ジューキ*リッカー*シンガー*ジャガー*トヨタETCあらゆるメーカーの機種を修理*調整していました。
販売先はほとんどがミシン屋さん
当然相手はプロですから手抜きや未熟なメンテナンスは信用問題にかかわります。
そこでかけがえのない技術を会得できました。
家庭用ミシンを本業にミシンの売上は順調に伸びてゆき毎年右肩上がり!
3年目昭和55年≪21歳≫にしてようやく父に認めてもらえました。
って言うか初めて誉めてもらいました。それほど昔の人は厳しかったんですよ。
父は私が25歳のときに56歳の若さで他界
(それでしも店長=自然発生となるのですが)
父と仕事をした7年間は
思い出のぎゅっと詰まった
切ない時代なのです…
そんな父は戦前ミシンの組み立て工場を10代で経営、戦後は焼け残ったミシンを修理*再生して
遠く青森まで納品したことを語ってくれたことがあります。父は工業用ミシンも扱っていました。
父は9人兄弟の長男で
上から3番目まで男兄弟は
全員ミシン屋をしてました!
父のすぐ下の弟≪私の叔父・・・18年前に他界≫は長年工業用のミシン屋として大阪の組合では
しげチャンの愛称でかわいがっていただきました。ちなみに父は下田兄のニックネームでした。
ミシン一家のサラブレッドのしも店長
一家の看板をけがすわけにはいきません。
そうそうタイトルの事を忘れていました。よく工業用のミシン屋さんに冷やかされたのですが
しも君はいいな!おもちゃみたいなもんでお金儲けが出来るのだから・・・プチッときました
私は工業用のミシンの経験はほとんどありませんが、父や叔父がよく言っていました。
ミシンの修理は家庭用のほうが難しい
なんせ部品が小さいものが多い!
『工業用は部品が大きく、緩むところが限定される。』
『それに使う側もプロだから無茶しよらん。その点家庭用は相手が素人だから何しよるかわからん』
『油も髪油やサラダ油何を注しよるかわからん』な〜んて
家庭用をおもちゃ扱いしていた
ミシン屋さんの修理もたくさんしました。
家庭用ミシンを軽く見ていた
ベテランミシン屋さんも反省してくれました!
ちょうどこのころですね、コンピュータミシンの登場は…
旧式頭のミシン屋おじさんたちが家庭用ミシンを手におえなくなった時代
ミシン屋がミシンを直せない???
このころから父に代わって
私が脚光を浴びることに♪
ミシンは、次世代に入り今までのミシンの勉強に加え
マイコンの勉強が必要になりました。
ミシンは機械それにマイコンをくっつけて針の動きや送り歯の動きをコントロールするのが仕事
≪他は縫い目や模様、文字などをメモリーする≫今でもまったく同じといっていいと思います。
最近多いのですが、動かなかったらすぐに
コンピュータ基盤が故障しています…
な〜んて簡単に済ませて
新しいミシンをすすめてくるミシン屋さん
そういえば簡単!その気になれば明日から貴方だってミシン屋さんになることが出来ます。
訪問販売の会社の営業マンをたくさん知っていますが、先日までタクシーに乗っていたひと
客じゃありませんよ=運転手さんが
3,4日の見習い研修
でミシンを売りにくる
来られたほうはたまったもんじゃありません。
そんな営業マンが煙に巻く呪文のように繰り返す言葉
コンピュータ基盤が壊れてる。
修理するなら?万円
今ならこのミシンを下取りして…
なにすんねんそんな何万円も修理代がかかるというミシンを…冷静になればわかるのですが
売ることがプロの彼らは巧みなまたはその反対の方法で、客をおとしにかかります=ご注意を!
また話が脱線していますね。
ではコンピューターミシンの賢いところを=以前は故障が多い、難しい、壊れたら修理代が高い
3拍子そろった悪評も
=ちゃんとしたミシン屋さんで買えば=
故障しにくい、使いやすい、修理代も安い
まったく想像されていることと反対ですよ。
これからはコンピューターミシンが主流になると思います。でもくれぐれもお間違いのないように
ミシンが勝手にやってくれるわけではありません…
ミシンは道具*縫うのはあくまでもあなた自身です。
しもだミシンいちおしの「Exceed(エクシード)シリーズ」 | |||
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