布に適したサイズのミシン針を選ぶ事が肝心です | 
    
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      ミシン針は生地によって色んなタイプの物が出ています。 ニット専用、薄地専用、デニム専用などなど… 確かにそれなりの生地にあった工夫がしてありますが 特にこだわる必要はありません。 専用針でなくてもたいてい使えてしまいます。  | 
    
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      おすすめフェリエで縫ってみました。 14番針、60番スパン糸で 糸調子を変えず連続して縫いました。 精度のミシンであれば 特に細かい指定が無くても 引き攣れたりせずきれいな縫い目です。 更に生地に合ったサイズの針、糸を使えば 当然もっときれいな仕上がりになります。  | 
    
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      左が家庭用ミシン針 HA×1タイプ クルンと回すと 平らになっています。 取り付けは 丸いほうが前面。 ![]()  | 
      ![]() 右は工業用の丸針 職業用や ロックミシンの一部にも この針を使っています。  | 
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![]() ブラザーのミシンに 付属品で入っている ミシン針セット。 ちなみに 11番×2本 14番×2本 16番×1本 11番(ニット用)×1本  | 
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      ![]() シュメッツの家庭用 ミシン針(ドイツ製) サイズ表記が違います。 表記80=12番  | 
      ![]() ↑ オルガンの工業用ミシン針(丸針)  | 
    
      布に適したミシン糸を選ぶ | 
    
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      左*200m巻き 60番スパン糸 このサイズの糸こまが家庭用ミシンでは一般的です。 中央*ロックミシン用ウーリー糸 右*3000m巻き 60番スパン糸 このふたつは家庭用ミシンの糸立てにはそのまま セットはできません。≪要工夫≫  | 
    
| 布地の特徴*種類 | ミシン糸 | 針の種類 | ||
| 種類 | 太さ | |||
| 普通地 | ブロード | 綿糸 | 60〜80 | 11〜14 | 
| タフタ | 合繊糸 | |||
| フラノ*ギャバシン | 絹糸 | 50〜80 | ||
| 薄地 | ローン | 綿糸 | 60〜80 | 9〜11 | 
| ジョーゼット | 合繊糸 | |||
| ポーラ | 絹糸 | 50〜80 | ||
| 厚地 | デニム | 綿糸 | 30〜50 | 14〜16 | 
| コーデュロイ | 合繊糸 | 50 | ||
| ツィード | 絹糸 | |||
| のびる布地 | ジャージ | ニット用糸 | 50〜60 | 11〜14 | 
| トリコット | ||||
| ほつれやすい布地 | 綿糸 | 50〜80 | 9〜14 | |
| 合繊糸 | ||||
| 絹糸 | ||||
| ステッチ糸の場合 | 合繊糸 | 30 | 14〜16 | |
| 絹糸 | ||||
| ミシン針のこぼれ話 | 
家庭用の付け根の裏が平らになっている平針と 工業用から発展した職業用やロックミシンの丸針。 最近は職業用やロックミシンの一部にもHA針対応の機種が出ていますが どうして2種類の針があるかご存知でしょうか? もともとミシンは丸針 いろんな布をいろんな糸で縫う、高いレベルが要求される縫製の現場では 針をきちんとセットするのはもちろん 微妙に針穴の角度をずらす(針を回す)ことで綺麗な縫い目を作っています。 言うなれば針を操る職人技です。 家庭用ミシンはそれこそ使う人のレベルがまちまちなので 誰でも間違わなくて済むよう平針にしてあります。 それでもたまに反対に付けている人もいますが… つまりミシンの知識がそんなに深くない人も使うであろう家庭用ミシンは平針、 職人を意識した工業用の流れを汲む職業用、ロックミシンは丸針 (工業用ミシンメーカーだったブラザーやジューキは職業用やロックを早くから出していました) しかし、職業用やロックミシンも一般のユーザーが使うようになった時代の流れから こう言ったミシンも平針対応の機種が増えて来ました。  |