ミシンのお医者さん |
どんなにハードに使っても多少の無茶をしても文句も言わず頑張って働くミシン… そうです!縫えりゃいいんです。 トラブルにさえならなければ… しかし、悲しいかなトラブルはやってくる〜 いつもはただの機械と思っていたのに動かなくなるとすごく悲しくなってきます。 まして、使い込んでなじんだミシンは愛着もあり出来れば何とかしてあげたい |
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長年、一緒に頑張ってきたじゃないの! ミシン君!どうしたの?(涙) 頭に卵の殻を載せたカリメロのようだった洋裁初心者のワタシを 一人前のクラフターに育ててくれたミシン君… |
さてミシンの修理で大事なのはどこへ持って行くかという事。 ミシン屋さん=修理が出来て当然! そうであって欲しいのですが、お店によって知識、経験が驚くほど差があります 話もそこそこに買い換えを勧める店は当然NGですが 修理の腕が良いかどうかはなかなか見極めが難しいところ。 |
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見極めポイントとしては あなたのミシンの特性をよく知っている事。 逆説的に言えばどんなミシンを持って来られても対応できる、 知識があること。 知識がなければお店としては買い換えを勧めるしか手はありませんから。 また解りやすいコトバで説明できるかどうかもポイントです。 誰にでもわかる言葉で話せるというのはいままで同じようなトラブルの修理を数多く経験してきているから 知識と経験がたくさんあるからと言うことになります。 そして僭越ながらこちらも お客様選びをさせて頂きたいと…(汗) いえ、ハードルは大変低いですっっ。 *ソーイングが好きでミシンが無いと淋しい、困る!と思う人。 *故障の原因や修理についてちゃんと納得したい人。 この2点だけです。 なぜお客様選びかというと理由の一つには 説明しようとすると『とにかく動くようになればいいから!』と こちらの話を聞かず、金額と修理日数ばかりを気にする人もいます。 いいんですか?納得できなくて。 こう言う人はたいてい失敗した経験をもっています。 事に際して慎重でないからです。 ちゃんと説明を受けていない場合、修理内容が把握できず 後に修理方法や金額で不満が出る事が多くお互い気持ちの悪い思いをする事になります。 病院でも今やインフォームドコンセント(説明と同意)はあたりまえ。 修理について説明し、リスクを踏まえた上での納得をして頂きたいもの。 |
**しもだミシンでは解りやすく説明** 同意を得てからスタートします まず、現行商品、または製造後8年以内の商品であればメーカーパーツも保有義務があり 通常の故障であれば復帰しやすい状況だと思います。 軽微なものであれば調整費(初診料)のみです。パーツ交換があれば加算されます。 使用ミス、お手入れ不足、ETCであればアドバイスだけでお帰りいただきます。 *問診のあと、考えられる原因をお話します* 触診、問診の後、施術が必要な場合は 『こういう理屈で動きませんだからこうして直します』 と具体的にお話します。 *より完全な復帰を目指しますがリスクもあります* リスクとは古い機種や使用頻度がかなり高いミシンの場合 修理後の保証が出来ません。(保証は1ヶ月です) 運良く長く使える場合ならいいのですがすぐに 他の部位が悪くなる場合も 少なからずありますので・・・ 前回の修理内容を把握していなければ 『直っていないじゃないですか!』と言うことになりかねません。 お医者さんで言えば『腰痛は治ったけど、今度は肩が痛くなった』というように 古いミシンは=持病=をいろいろ抱えている 可能性が高いということを把握してください! 一般のミシン屋さんやメーカーが修理を受けたがらない原因の一つでもあります。 リスクを充分踏まえた上で 修理費*見積もり致します 触診、問診でだいたいの見積もり予測はつきますが やはり開けてみるまで何があるか解りません。開けてみて修理不可の場合もあり 直してもリスクの方が大きい、 修理費が予想以上に高くつくと思われる場合は お客様に了承を得てから修理を続行いたします その際の分解費は修理をしてもしなくても頂戴いたします。 *修理をしなくても 中を開けるだけで費用がかかるの? まず前提として、直る可能性が大で無ければ分解はしません。 分解し、また組み立てるという作業は知識、経験、手間とリスクを抱えます。 また最近の機種は分解し辛く出来ています。 たとえば昔はたくさんのネジで組み立てられていましたが 今は組み立て効率を良くするためにはめ込み式です。 組み立て順序がややこしいのもさることながら 柔になったボディやパーツは破損のリスクも抱えます。 昔のミシンのように単純構造ではありません。 以前こういったケースがありました。 Aさんとは話し合いの上で15,000円程度の修理費なら直したい、 それ以上なら修理しないと決め メーカー修理をご希望されたこともあり、 メーカーには15,000円以上の修理になるなら とりあえず連絡いただくよう、その旨を伝え依頼しました。 メーカーから提示された金額は15000円 しかし心変わりされ修理はキャンセルとなりました。 Aさんは 『結局直らなかったのだから修理費 (この場合修理費ではありませんが)は払いたくない』 といいます。 気持ちとしては解ります。 メーカーは当然代金を請求してきます。4000円でした。 故障原因を探るため分解、検査、組み立てに 人の手間がかかっているのでこれも当然といえば当然です。 では結局、誰がこの宙に浮いた代金を持つのでしょう? 結局、お店がリスクを背負いました(泣) 医者:『開腹手術をしたが手の施し様が無かったのでそのままお腹を閉じました。』 患者:『直せなかったのだから手術代は払いません』 なんてことは普通はありえませんが ミシンの世界ではなぜかそういう思考回路が働くようです。 そういったことにならない為の説明と同意です。 そして、最後の決断は患者さんにしてもらいます 任された医者はベストを尽くします。 万一直らなかった時も納得のいく説明を心がけています 低額調整、無料見積もりのからくりは言うまでもありませんよね?? *修理内容によっては修理後しばらくお預かりする場合があります。 |
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手術で言うところの予後の経過を看る期間です。 日にちを空けて何度かテストします。 問題がなければお引渡しとなります。 その日にちは修理内容によって違いますが長くて一週間程度です。 |
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**あとがき** 修理費は3000円〜20,000円の枠内で収まることがほとんどですが この金額が高いか安いかは個人差が大きいと思います。 人の手を介し修理となった場合は代金が必ず発生いたします。 ですからお客様にはどの程度までなら納得し、 予算を組んでいただけるのか ご相談いたします。 (これは足元を見て取れるだけ取るということではありません。念のため。) ミシンが故障した!すぐに直して欲しい。 はやる気持ちはわかりますが まずは信用できるドクターにご相談=これに尽きます。 |
しもだミシンいちおしの「Exceed(エクシード)シリーズ」 | |||
商品名 ・写真 | 機種名 | 特徴 | 税込 価格(円) |
(キルトスペシャル) | キルターにとって使いやすい | F600JPの ご注文は こちらから | |
( ドレスメイク) | HZL-F400JP | 中〜上級者にお勧め。 センサー式ボタン穴かがり があれば、 洋服の仕上げ も安心!(15種類) さらに、糸切り付きコント ローラーで操作性もUP。 | F400JPの ご注文は こちらから |
HZL-F300JP | 初〜中級者にお勧め。 | F300JPの ご注文は こちらから | |
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